【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)問44の過去問解説|思考ルート
【問題】
問45 医薬品の定義に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 動物の疾病の治療に使用されることが目的とされている医薬品は、医薬品医療機器等法の規制対象外である。 b 医薬品には、検査薬や殺虫剤、器具用消毒薬のように、人の身体に直接使用されないものもある。 c 日本薬局方に収められている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものはない。 d 「やせ薬」を標榜した「無承認無許可医薬品」は、医薬品医療機器等法第2条第1項で定義する医薬品に含まれる。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d)
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックのam-q3でも出た、海外の怪しいダイエットニセ薬(無承認無許可医薬品)の法的な扱いや、ペットの動物用お薬の法律の守備範囲を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:言葉の引っかけです。動物のお医者さん(獣医さん)が使う犬や猫、牛などの「動物用医薬品」であっても、人間の薬と全く同じように薬機法(法律)の厳しい【規制対象(管轄内)】になります。対象外、はバツです。
- b [○]:これは正しい記述です。ドラッグストアの棚にある「アースレッド(殺虫剤)」や「検尿キット(検査薬)」のように、体に直接塗ったり飲んだりしないアイテムでも、法律上立派な【医薬品】の部屋に所属しています。
- c [×]:売場の常識を否定するダメ記述です。日本の薬の公式カタログ「日本薬局方」に載っている消毒用エタノールや精製水、オキシドールなどは、ドラッグストアの棚で【「第三類医薬品(一般用医薬品)」として普通に山ほど販売されています】。ない、は大バツです。
- d [○]:これは他ブロックのam-q3でも大々的に解説した通りの超重要マル記述です。メルカリやネットで売られている未承認の怪しい「激痩せ漢方」などのニセ薬であっても、法律の網をかけて一網打尽に逮捕するために、法的な定義としては【医薬品に含まれる】とするのが正しい解釈です。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- ニセ薬(無承認無許可医薬品)も、法律上は【医薬品】の扱い!
- 対策:法律違反として厳しく取り締まるために、定義の間口はわざと広くしてあります。aとcの嘘を綺麗に弾けば、5(b、dが正しい)がノータイムで選べます。