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【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問11の過去問解説|思考ルート

【問題】

問71 胃の薬(胃腸薬)に配合される成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a アルジオキサは、胃粘膜のプロスタグランジン量を減少させることなく胃粘膜を保護する作用を示す。 b ピレンゼピン塩酸塩水和物は、胃液分泌抑制作用のほか、消化管の運動を促進する作用も示す。 c 炭酸水素ナトリウムは、胃酸の中和作用のほか、ナトリウムの摂取制限がある人では、心臓病や腎臓病の悪化を招くおそれがある。 d スクラルファートは、アルミニウムを含む成分であるため、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。

1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:正) 3(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:誤、c:正、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、胃粘膜保護成分の仕組みや、抗コリンの特殊キャラであるピレンゼピンの動き、そして透析患者にアルミニウムを売ってはダメな理由を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。アルジオキサは、胃を荒らすことなくアルミニウムとアラントインのダブルの力で傷ついた胃の粘膜を優しく保護します。
  • b [×]:胃の動きの方向が逆になっています。ピレンゼピンは、胃酸を出せという命令(アセチルコリン)だけをピンポイントで邪魔する特殊な抗コリン成分です。副交感神経を抑えるお薬であるため、胃腸の運動は促進するのではなく【抑制する(胃の動きを休ませる)】のが正しいです。
  • c [○]:これは正しい記述です。炭酸水素「ナトリウム(重曹)」は、強い胃酸を中和しますが、中に塩分(ナトリウム)が大量に含まれています。そのため、塩分を控えるべき心臓病や腎臓病の人が飲むと、持病を悪化させるリスクがあります。
  • d [○]:これは第5章の透析患者の絶対禁忌に直結する超重要マル記述です。スクラルファートはアルミニウムを含むため、透析をしている人が飲むと体外へアルミニウムを捨てられず、脳にアルミニウムが溜まって重い記憶障害(透析脳症)を起こすため、使用は絶対禁止です。

※正答:2

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. スクラルファートやアルジオキサは「アルミニウム」の仲間 ➔ 透析の人は【絶対禁忌】!
  • 対策:名前に『アル』が入っていたり、スクラルファート(スク【アル】ファート)のアルはアルミニウムのサインです。dの絶対禁忌にマルをつけ、ピレンゼピンの動き(b:バツ)を弾けば、2(a:正、b:誤、c:正、d:正)が選べます。
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