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【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問15の過去問解説|思考ルート

【問題】

問75 駆虫薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用(麻痺作用)を示し、虫体を排便とともに体外へ排出させることを目的として用いられる。 b パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の吸収を抑えて退治する成分で、その成分が赤色であるため、服用後に便が赤くなることがある。 c カイニン酸は、アカジソ科のマクリ(マクリの全草)を基原とする生薬成分で、回虫に駆虫作用を示す。 d 駆虫薬は、一度に多く服用すればそれだけ駆虫効果が高まる。

1(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:誤、b:正、c:誤、d:正)

※公式発表の正解番号「1(a:正、b:正、c:誤、d:誤)」に基づき、赤い虫下し(ピルビニウム)の有名な特徴と、生薬マクリの本当の家族を解説します。


① この問題の一言まとめ

この問題は、他ブロックの問87の虫下しの応用です。飲むとウンチが真っ赤っかになるピルビニウムの面白い特徴や、生薬マクリの海のルーツを問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。「サントニン」は、お腹の回虫の筋肉をフワッと【麻痺(まひ)させて、お腹の壁にしがみつけなくする】お薬です。手が離れて流れてきた虫を、下剤で外へポイッと捨てます。
  • b [○]:これは実務でもお母さんに絶対に事前説明する、超ポピュラーな大正解記述です。「パモ酸ピルビニウム(蟯虫用の薬)」は、チョコレートのような見た目ですが、成分自体が【真っ赤な染料】で出来ています。そのため、飲んだ次の日に【ウンチが真っ赤(便が赤くなる)】になってお母さんが腰を抜かすので、レジで事前に伝える必要があります。
  • c [×]:生薬の「元の生き物(基原)」の、もの凄くマニアックなすり替えひっかけです。「カイニン酸(海人酸)」は、陸のシソの植物ではありません。名前に『海(カイ)』という文字が入っている通り、海の中に生えている【赤藻類の『マクリ(海藻)』】を乾燥させたものです。アブラナ科やシソ科ではないので大バツです。
  • d [×]:他ブロックの問87と全く同じ、お薬の乱用のバツ記述です。たくさん飲んでも虫が余計に死ぬわけではなく、人間が急性中毒を起こして病院に運ばれるだけです。効果は高まりません。

※正答:1

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. カイニン酸(海人酸)は、名前の通り【海の生き物(海藻のマクリ)】!
  • 対策:漢字で『海人酸』と書く通り、海の生薬です。cのシソ科という嘘と、たくさん飲めば効くというdの暴論を弾けば、1(a:正、b:正、c:誤、d:誤)が一発で選べます。
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