【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問20の過去問解説|思考ルート
【問題】
問80 妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるもので、hCGの分泌量は妊娠が検査可能となる時期を過ぎると急激に減少する。 b 尿中のhCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響を受けることがある。 c 検査時期が早すぎると、尿中のhCGの濃度が薄いために陽性反応が出ない(偽陰性)ことがある。 d 胎児の死亡、あるいは絨毛性上皮腫などの特定の病気の場合、妊娠していなくても検査結果が陽性(偽陽性)を示すことがある。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:正、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:誤、c:誤、d:正)
※公式発表の正解番号「3(a:誤、b:正、c:正、d:整(正))」に基づき、妊娠検査薬のホルモンの動きを解説します。
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックの午後問20でも出た「妊娠検査薬(hCG)」の、お腹のホルモンがいつまで出続けるかというカレンダーの波と、フライング検査で起きるエラー(偽陰性)を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:お腹の中のホルモンの波の嘘記述です。赤ちゃんが子宮に着床すると出る「hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)」ですが、これは生理予定日の1週間後を過ぎたあとも、赤ちゃんを育てるために【妊娠3ヶ月頃のピークへ向かって、むしろドバドバと『急激に増加(増え続ける)』】するのが正しいです。すぐ減るわけがないのでバツです。
- b [○]:これは他ブロックの午後問20のbと1文字も違わない、完璧な大正解記述です。センサーの先端の酵素や抗体は、真夏の暑さや真冬の寒さ(温度)で化学反応が狂うことがあります。
- c [○]:これは実務でのフライング検査をしたお姉さんへの正しいアドバイスです。待ちきれなくて生理予定日の当日にフライングで検査をすると、まだhCGが薄すぎて線が出ない(本当は妊娠しているのに、間違えてマイナスと出る『偽陰性』のエラー)が起きてしまいます。
- d [○]:これは正しい記述です。妊娠検査薬は、あくまでhCGが出ているかを見るだけです。悲しいですがお腹の赤ちゃんの心臓が止まってしまったとき(胎児死亡)や、子宮の細胞のがん(絨毛性上皮腫)の病気のときも、hCGの数値が異常にハネ上がるため、妊娠していなくても【陽性(偽陽性)の線がボコッと浮き出てしまいます】。
※正答:3
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 妊娠検査薬は、早く使いすぎると「線が出ないエラー(偽陰性)」が起きる!
- 対策:aのお腹の妊娠ホルモンがすぐ消えるという大嘘をバシッと弾けば、3(a:誤、b:正、c:正、d:正)が一発で残ります。これで午後の前半20問(通算問80問目)が綺麗に完結です!