【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問23の過去問解説|思考ルート
【問題】
問83 外皮用薬(きず薬等)に配合される殺菌消毒成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a イソプロピルメチルフェノールは、皮膚刺激性が強く、粘膜、創傷皮膚、敏感肌への使用には適さない。 b クロルヘキシジングルコン酸塩は、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用がある。 c アクリノールは、真菌、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用はないが、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌等の一般細菌類に対して作用を示す。 d ポビドンヨードは、ヨウ素による酸化作用により、一般細菌類、真菌、結核菌、ウイルス全般に対して殺菌消毒作用を示す。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 3(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:誤、b:誤、c:誤、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、傷口の殺菌成分のそれぞれの守備範囲(スペクトル)の、最もオーソドックスな強弱の部屋の仕分けを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [×]:お肌への優しさの嘘記述です。イソプロピルメチルフェノール(キレイキレイやニキビ薬によく入っている成分)は、刺激性がとてもマイルドで優しいため、化粧品やニキビの傷口(創傷皮膚)に【非常に適しています】。適さないはバツです。
- b [×]:これも他ブロックと全く同じ、クロルヘキシジンの弱点ひっかけです。マキロンの相棒は手肌に優しい代わりに【結核菌やウイルスには全く効きません】。ある、はバツです。
- c [○]:これは黄色いアクリノールの100%正しい完璧な守備範囲の記述です。カビやウイルスには無力ですが、ケガを化膿させる黄色ブドウ球菌は皆殺しにします。
- d [○]:これはイソジンのヨウ素成分の最強の記述です。ヨウ素はトップクラスに殺菌パワーが強いため、細菌、カビ、結核菌、そして【ウイルス全般】まで、この世のほぼすべてのバイ菌を酸化力で全滅させます。
※正答:4
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- ヨウ素(ポビドンヨード)は、最強なので【ウイルス全般】にもバッチリ効く!
- 対策:イソジンがコロナやインフルのうがいで推奨されるのは、ウイルスを直接殺せるからです。aとbの嘘を綺麗に看破できれば、4(a、bがバツ、c、dがマル)が選べます。