【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問24の過去問解説|思考ルート
【問題】
問84 外皮用薬(きず薬等)に配合される成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a アラントインは、組織修復成分として、傷ついた皮膚組織の治癒を促す目的で配合されている。 b ジブカイン塩酸塩は、かゆみや痛みを抑える目的の局所麻酔成分である。 c サリチル酸メチルは、痛みを抑える抗炎症成分として配合されており、生後6ヶ月未満の乳児に対する使用制限はない。 d エフェドリン塩酸塩は、毛細血管を拡張させることで止血効果をもたらす。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)
① この問題の一言まとめ
この問題は、キズ薬やオロナインに入っている組織修復成分(アラントイン)の目的や、サリチル酸の子供への制限、エフェドリンの血管の動きの罠を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これはアラントインの100%大正解のクリーンな記述です。細胞を新しくピカピカに組み立て直して(組織修復)、ケガのキズの治りを早めます。
- b [○]:これはジブカイン(局所麻酔成分)の正しい記述です。キズ口の知覚神経を一時的にフワッとマヒさせて、ヒリヒリする痛みや痒みを直接静めます。
- c [×]:子供への制限の嘘です。サリチル酸メチル(サロメチールや湿布のツンとする成分)は、皮膚から大量に吸収されると子供の中毒(サリチル酸過剰)を起こすおそれがあるため、生まれたばかりの【生後6ヶ月未満の赤ちゃん(乳児)には使用一発禁止(制限あり)】となっています。
- d [×]:血を止めるときの血管の動きが真逆です。エフェドリン(アドレナリン作動成分)は、お尻の痔の薬と同じです。血を止める(止血)ためには、血管を広げるのではなく、【血管をキュッと細く引き締める(収縮させる)】ことで、ホースを潰すように血を止めます。
※正答:1
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 血を止める(止血効果)ためには、血管は絶対に【収縮(縮める)】!
- 対策:血管が「拡張」したら、血がさらにドバドバ溢れて逆効果になりますよね。dの逆転の嘘と、赤ちゃんのサリチル酸制限のcを弾けば、1(a、bが正しい)が一瞬で残ります。