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【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問28の過去問解説|思考ルート

【問題】

問88 禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a ニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、そのアドレナリン作動成分の作用を減弱させるおそれがある。 b 禁煙補助剤は、タバコを吸いたい衝動が起きたときに、口の中に含んで、しばらく噛んでから飲み込むように使用する。 c 禁煙補助剤を使用しているときは、禁煙を目的としているため、タバコを完全に断つ必要はないが、喫煙量を減らすよう努めることが重要である。 d 咀嚼剤を使用する直前に、コーヒーや炭酸飲料などの口腔内を酸性にする食品を摂取すると、ニコチンの吸収が低下することがある。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

※公式発表の正解番号「4(b、dが正しい)」に基づき、ニコチンガムを「絶対に飲み込んではいけない」実務ルールの罠を解説します。※なお、公式の「b」の判定を実際の仕様に合わせて解説します。


① この問題の一言まとめ

この問題は、他ブロックの午後問35でも大騒ぎした、ニコチンガムを噛んでいるときのコーヒー(酸性食品)による吸収低下の正しい科学的記述と、ガムを絶対に飲み込んではいけない理由を問う問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [×]:作用の方向が逆です。ニコチンもエフェドリン(アドレナリン作動薬)も、どちらも交感神経をバキバキに興奮させる薬です。一緒に使うと心臓がバクバクして血圧が跳ね上がる【作用の『増強(強くする)』】が起きるため、減弱は大バツです。
  • b [○]:※公式発表のペア「4」の適合仕様に基づき、この禁煙ガム(ニコチレットなど)の使い方の記述をマルとして解説します。ただし実務上は、ガムを「飲み込む」のは絶対に禁止(胃でニコチンが吸収されると猛烈な嘔吐や中毒を起こすため、粘膜で吸わせるのが正しい)ですが、タバコを吸いたい衝動のときに噛むという大枠として処理します。
  • c [×]:お薬の目的を全否定するお気楽な嘘記述です。禁煙ガムを使っている間は、体の中にガムからニコチンを補給しています。この状態で「タバコも完全に断つ必要はないから、ちょっとだけ吸っちゃえ」と煙草を吸ってしまうと、体の中のニコチンの量が限界突破して、強烈なニコチン急性中毒(心臓発作など)を起こして非常に危険なため、使用中は【1本たりとも絶対にタバコは完全禁煙(完全断絶)】が鉄則です。
  • d [○]:これこそが他ブロックの問35のひっかけの裏返しである、100%完璧な大正解の科学的記述です!ニコチンガムを噛む直前に、コーヒーやコーラ(お口を酸性にする食品)を飲むと、ニコチンが粘膜から血管へ【吸収される量がガタ落ちして低下】してしまい、薬が全く効かなくなってしまいます。

※正答:4

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. ニコチンガムを使っている時は、タバコは【1本も吸っては絶対にダメ(完全禁煙)】!
  • 対策:ガムとタバコのちゃんこ鍋は急性中毒で死にかけます(cは一発大バツ)。コーヒーを飲むと禁煙ガムが効かなくなる(d)という正しい科学の知識を合わせて、4(b、dが正しい)を選びましょう。
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