【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問29の過去問解説|思考ルート
【問題】
問89 滋養強壮保健薬とその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a システインは、アミノ酸の一種で、メラニンの生成を抑えるとともに、メラニンの排出を促す働きがあるとされる。 b アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。 c コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する作用があるとされ、全身倦怠感等の症状の緩和に用いられる。 d ヘプロニカートは、ビタミンEの作用による末梢血管拡張作用を示し、血流を改善させる目的で用いられる。
1(a:正、b:正、c:正、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 3(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:誤、c:正、d:誤)
※公式発表の正解番号「2(a:正、b:誤、c:誤、d:正)」に基づき、タウリンとコンドロイチンの部屋のシャッフルを解説します。
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックの午後問36のビタミン主薬製剤のシャッフルひっかけです。ハイチオールC(システイン)の美白の仕組みの復習と、ヘプロニカートの血流改善の役割を問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは他ブロックの問36のbと全く同じ、完璧なL-システインの大正解記述です。シミ(メラニン)ができるのを根本から抑え、お肌のターンオーバーで外へポイッと捨てます。
- b [×]:成分の役割のすり替えです。タウリン(アミノエチルスルホン酸)は、肝臓を元気にして疲れを取る、ファイト一発ドリンクの王様です。「軟骨の主成分でクッションを修復する」のは、となりのcに書いてある【コンドロイチン】の本当の仕事です。
- c [×]:これも役割のすり替えです。コンドロイチンは軟骨クッションの材料です。文章に書いてある「肝臓の働きを助けて、全身のドロドロした倦怠感(疲れ)を取る」というドリンクの仕事は、上のbに書いてある【タウリン(アミノエチルスルホン酸)】の本当の説明なので、bとcの中身が十字架のように綺麗に入れ替わっています。
- d [○]:これは正しい記述です。「ヘプロニカート」は、ビタミンEとそっくりの能力を持った【末梢血管拡張成分(血流改善薬)】です。手足の血管をフワッと広げて、冷え性や手足のしびれを綺麗に治します。
※正答:2
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- タウリン(アミノエチルスルホン酸)とコンドロイチンの中身の「入れ替えシャッフル」を見抜く!
- 対策:タウリンは栄養ドリンクの疲れ取り(b:バツ)、コンドロイチンは軟骨(c:バツ)。この2つの嘘を一瞬で見抜ければ、2(a:正、b:誤、c:誤、d:正)が選べます。