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【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問30の過去問解説|思考ルート

【問題】

問90 漢方処方製剤及び生薬製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 漢方処方は、個々の生薬成分が互いに独立して作用するものではなく、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。 b 漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。 c 一般用医薬品の生薬製剤に用いられる生薬成分は、すべて植物に由来するものである。 d 生薬成分の中には、食品(ハーブ等)として流通しているものもあるため、生薬成分が配合された医薬品を販売する際は、食品としての摂取状況にも留意して適正使用を促すことが重要である。

1(a:正、b:正、c:正、d:正) 2(a:正、b:正、c:誤、d:正) 3(a:正、b:誤、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:正、c:正、d:誤) 5(a:誤、b:誤、c:正、d:誤)


① この問題の一言まとめ

この問題は、他ブロックの午後問37の漢方総まとめ問題と完全に同じ、東洋医学のキホンの理念を問う問題です。生薬の中に隠された「動物や鉱物」の存在の嘘を見抜く問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは東洋医学の素晴らしい正しい記述です。漢方薬はチームワークで効くので、バラバラにせず「この処方全体で1つの有効成分なんだ」とみなすのが大原則です。
  • b [○]:これも100%正しい記述です。その人の体力や体質【証(しょう)】を無視して漢方(葛根湯など)を売ると、胃を壊したり血圧がハネ上がって大副作用が出ます。
  • c [×]:言葉の極端な制限の大バツ記述です。生薬の部屋を思い出してください。ウシの石である「ゴオウ(牛黄)」や、シカのにおい袋「ジャコウ(麝香)」、ヒキガエルの毒の「センソ(蟾酥)」のように、【『動物に由来する生薬』や、石膏(セッコウ)のような『鉱物に由来する生薬』も、漢方の世界には山ほどたくさん存在します】。「すべて植物」は完全に大ウソです。
  • d [○]:これは正しい記述です。健康茶やハーブサプリとして同じ生薬成分を毎日摂っているお姉さんが、同じ成分の漢方薬を飲むと、体の中で成分が過剰になって下痢や胃痛を起こすため、レジでの摂取状況の確認(留意)はとても重要です。

※正答:2

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. 生薬(漢方)には、植物だけでなく【動物(牛や鹿)】や【鉱物(石)】から採れるものもある!
  • 対策:cの「すべて植物に由来する」という極端な決めつけをバシッと弾けば、2(a:正、b:正、c:誤、d:正)を選びきることができます。サービス問題です。
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