【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問40の過去問解説|思考ルート
【問題】
問100 医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 救済給付の請求は、健康被害を受けた本人(又は遺族)が、直接、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対して行う。 b 医療費の給付について、支給対象となるのは、医薬品の副作用による疾病の治療のために要した費用のうち、医療保険各法等の規定による給付額を差し引いた、自己負担分である。 c 遺族年金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付されるものであり、最高5年間を給付の限度とする。
1(a:正、b:正、c:正) 2(a:正、b:正、c:誤) 3(a:誤、b:正、c:正) 4(a:誤、b:誤、c:正) 5(a:正、b:誤、c:誤)
※公式発表の正解番号「2(a:正、b:正、c:誤)」に基づき、第3章のラスト(通算100問目)を締めくくる救済金がもらえる期間のひっかけを完全解説します。
① この問題の一言まとめ
この問題は、他ブロックの午後問56でも勉強した「PMDAの救済制度」の、給付金の請求先の名前の確認と、大黒柱を失った家族へ支払われる遺族年金の期間の嘘を見抜く問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは100%正しい大原則記述です。お薬の副作用で入院した被害者(または遺族)は、製薬会社やドラッグストアを挟む必要はありません。国の公式窓口である【独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ、直接書類を郵送して請求】します。
- b [○]:これは正しい記述です。国が病院の治療費を助けてくれる「医療費」の給付金ですが、これは3割負担などの【自分の財布から実際に支払った窓口の『自己負担分』】だけが綺麗に国から戻ってきます(※残りの7割の健保から出たお金までダブルで貰えるわけではありません)。
- c [×]:期間の制限の、非常に冷たい大バツひっかけです!お家のお金を稼いでいた大黒柱(生計維持者)が、お薬の副作用で運悪く亡くなってしまったとき、残されたお母さんや子供たちの生活を裏から支えるために支給される【遺族年金(いぞくねんきん)】ですが、これは「最高5年間で支給を打ち切る」なんていう冷たいタイムリミットは法律上【1ミリもありません(子供が大きくなるまで、ずっと優しく長期間支給され続けます)】。※5年の厳しい期限(限度)があるのは、お葬式代の足しにする臨時の『遺族一時金』や『葬祭料』のルールなので、年金と名前がすり替わっています。
※正答:2
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 家族を支える【遺族年金】には、5年で打ち切るような冷たい期限は【一切無し】!
- 対策:ずっと長く家族の生活の盾になってくれるのが年金の強さです。cの「5年間を給付の限度とする」という意地悪な嘘を弾けば、2(a:正、b:正、c:誤)が誇り高く選べ、第3章の全40問(通算100問目)がここに1ミリの狂いもなくパーフェクトに完全大完結いたします!素晴らしい大健闘です!