思考ルート | トップページへ戻るコラム一覧へ戻る

【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問52の過去問解説|思考ルート

【問題】

問112 一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に記載されるアレルギーの既往歴と、それに関連する主な成分・薬効群の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 喘息を起こしたことがある人 ➔ インドメタシンが配合された外用鎮痛消炎薬 b 牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人 ➔ リゾチーム塩酸塩 c チアプロフェン酸を含有する解熱鎮痛薬によるアレルギー症状を起こしたことのある人 ➔ ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬 d オクトクリレンを含有する製品によるアレルギー症状を起こしたことがある人 ➔ ロペラミド塩酸塩

1(a:正、b:正、c:誤、d:誤) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:誤、c:誤、d:正)


① この問題の一言まとめ

この問題は、アレルギー禁忌の組み合わせの中から、卵由来の酵素(リゾチーム)と牛乳アレルギーのすり替えの嘘を暴く問題です。

② 各選択肢のマルバツ解説

  • a [○]:これは正しい記述です。インドメタシンやロキソニンの湿布は、アスピリン喘息の人が貼ると皮膚から吸収されて激しい喘息発作を起こすため、絶対禁忌(使用しないこと)です。
  • b [×]:アレルギーの大元のすり替えです。牛乳アレルギーの人が絶対ダメなのはカゼインです。「リゾチーム塩酸塩」は、卵の白身から作った酵素なので【卵(鶏卵)アレルギー】の人が一発絶対禁忌になる成分です。
  • c [○]:これは湿布のケトプロフェンの最も有名なクロスアレルギー(禁忌)の正しい記述です。過去に「チアプロフェン酸」の頭痛薬で負けたことがある人は、ケトプロフェンの湿布を貼ると一瞬で皮膚がただれる大アレルギーを起こすため絶対禁忌です。
  • d [×]:これも前述の通りです。日焼け止めの「オクトクリレン」でアレルギーが出たことがある人が、絶対に使ってはいけないのは、下痢止めのロペラミドではなく【ケトプロフェン(湿布)】の本当のルールです。

※正答:2

③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」

  1. リゾチーム(卵黄由来のバリア酵素)は、【卵】アレルギーの人が一発禁忌!
  • 対策:リゾチーム=卵の白身です。bの牛乳という嘘を弾き、ケトプロフェンの最強の罠である「チアプロフェン酸・オクトクリレン=ケトプロフェン禁忌(c)」のマルを確信できれば、2(a:正、b:誤、c:正、d:誤)が選べます。
戻る ↩ 前の問題(問51)次の問題(問53)へ ➔