【令和7年度】登録販売者 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)午後問54の過去問解説|思考ルート
【問題】
問114 一般用医薬品の添付文書に「相談すること」と記載されている対象者と、それに関連する主な成分・薬効群等との関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 授乳中の人 ➔ ロペラミド塩酸塩 b 甲状腺機能障害の診断を受けた人 ➔ アスピリン c 高齢者 ➔ カンゾウが配合された内服薬(1日用量がカンゾウとして1g以上を含有する場合) d 妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人 ➔ ビタミンA主薬製剤
1(a:正、b:正、c:正、d:正) 2(a:正、b:誤、c:正、d:誤) 3(a:誤、b:正、c:誤、d:正) 4(a:誤、b:誤、c:正、d:正) 5(a:正、b:誤、c:正、d:正)
① この問題の一言まとめ
この問題は、強力な下痢止め(ロペラミド)の母乳移行リスクや、お年寄りがカンゾウを飲むときの相談目安の数字(1g)、そして妊婦さんが最も注意すべきビタミンAの相談ルールを問う問題です。
② 各選択肢のマルバツ解説
- a [○]:これは正しい記述です。強力な下痢止めロペラミドは、お母さんの母乳にガッツリ混ざってしまいます。それを飲んだ赤ちゃんが、ミルク経由で強い薬を食らって息が止まる大事故が海外で多発したため、授乳中のお母さんは【使用前に必ず『相談すること』】となっています。
- b [×]:持病のすり替えです。甲状腺機能障害(バセドウ病など)の人が、飲む前に相談しなければいけないのは、アスピリンではなく、うがい薬に入っている【ヨウ素(ポビドンヨード)】や、交感神経を興奮させる【エフェドリン兄弟】の本当のルールです。
- c [○]:これは正しい記述です。お年寄りは腎臓が弱いため、漢方に【カンゾウが1日1グラム以上】入っているものを毎日飲むと、一気に塩分と水が溜まって血圧が上がる「偽アルドステロン症」を起こしやすいため、相談項目に書かれています。
- d [○]:これは第5章の超主役マル記述です。妊娠初期(妊娠3ヶ月以内)の妊婦さんや、これから赤ちゃんが欲しいと妊娠を希望する女性が、【ビタミンA】を1日に10,000国際単位以上過剰摂取すると、赤ちゃんの形に影響が出る(先天異常)リスクがあるため、絶対に飲む前に相談させる鉄のルールがあります。
※正答:5
③ 初心者のための「合格ひっかけパターン」
- 妊娠を希望する女性・妊婦さんは【ビタミンA】の過剰摂取に絶対相談!
- 対策:このビタミンAの相談ルールは、試験に200%出題される超重要ご褒美記述です。bの甲状腺の嘘を見抜ければ、5(a, c, dが正しい)が選べます。