【測量士】過去問準拠 予想演習 問023 解説|思考ルート
トータルステーション(TS)を用いた基準点測量において、障害物等により直接測点に器械や目標を設置できない場合に採用される偏心測量およびその制限に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.023
トータルステーション(TS)を用いた基準点測量において、障害物等により直接測点に器械や目標を設置できない場合に採用される偏心測量およびその制限に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
偏心点を設けて観測を行う場合、偏心点から主点までの距離である偏心距離は、測点間距離または既知点間距離の6分の1以下を標準とする。
偏心測量では、偏心点における偏心角や偏心距離を高い精度で測定・算出し、これを用いて主点間の水平角や距離を厳密に換算・補正する必要がある。
偏心距離を大きく確保すればするほど、偏心換算に伴う計算誤差や方向の微小な狂いが縮小されるため、できる限り大きな偏心距離をとることが推奨される。
障害物によって見通しが得られないやむを得ない場合に補助的な偏心点が選定されるが、幾何学的強度が著しく低下しないよう配慮しなければならない。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 3
■【設問の意図と背景】
偏心測量における幾何学的条件と誤差伝播の因果関係を突く問題。用語の定義や数値の大小関係の罠を見抜く力を試す。
■【正解の根拠とメカニズム】
偏心距離を大きくすると、わずかな角度誤差や距離測定の狂いが換算値に与える影響(誤差の拡大)が大きくなるため、精度保持の観点から偏心距離は小さく抑える必要がある。したがって、「できる限り大きな偏心距離をとることが推奨される」とする記述は因果関係が逆であり、最も不適切である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:偏心距離の標準は測点間距離等の6分の1以下であり正しい。
・選択肢2:換算計算の必要性についての記述は妥当であり正しい。
・選択肢3:偏心距離を大きくすると誤差が拡大するため推奨されず不適切。
・選択肢4:やむを得ない場合の選定と幾何学的強度の配慮に関する記述は正しい。
■【本番での即断ポイント】
「偏心距離は小さいほど幾何学的に有利(6分の1以下の制限)」という原則を思い出し、大きくすることを推奨する記述を直ちに誤りと看破する。
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