【測量士】過去問準拠 予想演習 問062 解説|思考ルート
地上レーザ測量を用いて急傾斜地や法面を計測する場合の作業手順と計測方向の原則に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.062
地上レーザ測量を用いて急傾斜地や法面を計測する場合の作業手順と計測方向の原則に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
計測対象が険しい斜面である場合、高所からの見通しと広範囲の網羅性を最優先し、必ず斜面の上方から下方に向けてレーザスキャナを照射・設置しながら計測を進めなければならない。
斜面の計測においては、レーザ光の入射角と点密度の物理的特性を考慮し、原則として下方から上方に向けて計測を行うことで、標的付近におけるスポット長径の広がりを抑え、十分な点密度と精度を確保する。
地上レーザの設置位置の標高に関わらず、一度に広大な範囲を取得するために、スキャナを常に水平面に対して垂直に整置し、仰角・俯角の調整を行わずに全方位スキャンを適用する。
斜面下方の安全性が確保できない場合は、機器の転倒防止のため斜面中腹の不安定な足場を選定し、三脚を完全に固定せずに手動で支えながらスキャンを行ってもよい。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 2
■【設問の意図と背景】
地上レーザ測量を斜面等で実施する際の、計測方向に関する物理的原則(スポット長径と点密度の関係)の理解を問う。
■【正解の根拠とメカニズム】
地上レーザ測量を斜面で行う場合、精度の向上のため「低い方から高い方へ向けて計測する(下方から上方)」ことが原則である。高い方から低い方へ向けて照射すると、レーザの照射角度が斜面に対して極めて浅くなり、レーザスポットが楕円状に引き伸ばされて「スポット長径」が広がり、距離測定の精度低下および点密度の著しい粗大化を招く。したがって、下方から上方へ向けて密に計測を行う選択肢2が最も適切である。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:上方から下方へ向けるのはスポット長径が広がる原因となるため誤り。
・選択肢2:下方から上方へ向けて計測し、スポット長径の広がりを抑えて点密度を確保するため正しい。
・選択肢3:斜面の形状に応じて仰角・俯角を適切に調整する必要があり、常に水平整置では斜面を捉えられない。
・選択肢4:不安定な足場での計測や三脚を手動で支える行為は、機器の微小な揺れにより点群データの精度が完全に損なわれるため不適切。
■【本番での即断ポイント】
「地上レーザは低い方から高い方へ(下から上へ)」が鉄則。上から下へという記述はすべて誤り。
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