【測量士】過去問準拠 予想演習 問088 解説|思考ルート
路線測量において直線部から円曲線部を経て再び直線部へ至る線形設計及びその制御システムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
※本問は、過去の出題傾向・頻出論点をAI分析して作成した「過去問準拠の予想演習問題」です。
予想演習 No.088
路線測量において直線部から円曲線部を経て再び直線部へ至る線形設計及びその制御システムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
直線部から直接円曲線部に移行する構造では、遠心力の急激な変化に対応する緩衝帯が自動的に形成されるため、特別な緩和曲線を設ける必要はない。
円曲線の半径を大きく設定すると、車両が走行する際の遠心力が増大するため、設計速度が低い区間ほど大きな半径を選択することが義務付けられている。
直線と円曲線の間にクロソイド等の緩和曲線挿入システムを組み込むことにより、車輪の横方向加速度の立ち上がりを滑らかにし、走行の安全性と乗心地を確保することができる。
円曲線部の外側に設けられる片勾配(カント)の導入区間は、曲線部の中央付近にのみ集中して設置され、緩和曲線区間内では一定の平坦面を維持しなければならない。
正解と解説(思考ルート)
【正解】 選択肢 3
■【設問の意図と背景】
線形設計における構造システムの役割、車両走行時の力学的な制御メカニズム、および安全確保のための設計原則を問います。
■【正解の根拠とメカニズム】
直線(曲率ゼロ)から円曲線(一定曲率)へ直接移行すると、曲率が不連続に変化して横方向の加速度が瞬間的に跳ね上がります。間に緩和曲線(曲率が連続的に変化するシステム)を挿入することで、加速度の急激な変化を防ぎ、安全で快適な走行制御が可能となります。
■【各選択肢の徹底検証】
・選択肢1:直線から直接円曲線に移行すると曲率が不連続になり、遠心力が急変するため不適切です。
・選択肢2:半径を大きくすると遠心力は小さくなるため、「遠心力が増大するため」の記述が誤りです。
・選択肢3:緩和曲線の導入により横方向加速度の立ち上がりが滑らかになるため正しい記述です。
・選択肢4:カントは緩和曲線区間内で徐々にすり付けられるため誤りです。
■【本番での即断ポイント】
緩和曲線の最大の存在理由は「曲率の連続的変化による衝撃(急激な遠心力の変化)の防止」である点を思い出すことで、システム全体の意図を正確に把握できます。
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